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zoom RSS 西洋美術館、年内にも着工 コルビュジェ氏の設計

<<   作成日時 : 2016/07/13 21:27   >>

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無窓の二階建て
 予算たりず修正


 旧松方コレクション376点を受け入れるための国立西洋美術館の建築工事は、早ければ年内にも始められる。完成には10ヶ月から1年かかる見込みだが、この建物はフランスの名建築家ルコルビュジェ氏の設計によるもので、その出来ばえが期待されている。

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 松方コレクションは戦時中、敵国資産としてフランスに没収されていたが、、戦後、これを日本へ贈与することが決められ、その条件としてコレクションを陳列するための独立の美術館を建てることが要求された。日本側はこれを了承して、東京上野の凌雲院跡を敷地に選び、設計はルコルビュジェ氏に1000万円で依頼、昨年現地視察のために同氏を招いた。

 一方、政府は東京都と民間にも協力を求め、東京都は敷地の買い上げ、居住者の立ち退きなどの経費を負担、その都有地を無償で国に貸すことを決めた。政府は今年度予算に初めて1億5000万円を計上、敷地の整備も終わり、ルコルビュジェ氏の設計書も6月に届いた。
 設計書の実施と管理は氏の門弟、坂倉準三、前川国男、吉坂隆正の三氏に任された。設計書は美術館(本館)のほか、第二美術館や劇場なども計画されていたが、予算では美術館だけで精一杯。その美術館も一部は修正せざるを得なかった。
 しかし坂倉氏らは設計に最も忠実であるように、予算とにらみ合わせて、いま細部の検討を行っている。11月末までにはこの作業も終わり、入札に移される見込みとなったので、早ければ年内に工事を開始することも期待できることになった。

 ルコルビュジェ氏の設計によれば、美術館は49本の脚柱の上に一辺41メートル11センチの四角な無窓の鉄筋コンクリートの建物を載せる。中は二階建てで、採光と照明に工夫がこらされ、鑑賞者の場所が暗く、作品の陳列される壁面が明るくなる仕掛けとなっている。
 坂倉氏は「この設計はいろいろの点で先生の特徴を集約したものといえるかもしれません。とくに各部のプロポーションは建築美の上で注目すべきものと思います」と語っている。
 なお文部省は来年度予算に追加分として8000万円を要求する。

 昭和32年10月29日 朝日新聞

なぜ今もなお語り継がれるのか? 近代建築の巨匠、ル・コルビュジエ

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