「地上」の作者 島田清次郎死ぬ

「我れ世に破れたり」
 創作其のまま悲惨な最後



[東京電話]十九歳にして「地上」三部作を世に出して一躍文壇の寵児となった島田清次郎氏は其後間もなく狂人となって姿を消し最近全く世の中から忘れ去られてゐたが廿九日午前九時七年間病床にあった市外西巣鴨町庚申塚保養院で病気革まり彼の創作「吾世に破れたり」の夫れのやうに三十三歳を以て寂しく死んだ、彼は石川県手取河口の一貧家に生れ金澤中学を二年で退学し母親を残して上京地上続刊三巻を出し続いて欧米を漫遊しウエールスやショーを煙にまいた事を思えばあまりに悲惨な最後である。

函館新聞 昭和五年五月二日

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